キリン株式会社のグループ事業理念
「飲みもの」を進化させることで、「みんなの日常」をあたらしくしていく
キリン株式会社はビール市場においてアサヒの後塵を拝しているものの、
いわずと知れた日本を代表する飲料メーカーです。
この理念からは伝わってくるのはチャレンジ精神です。
食品や飲料だと、どうしても「健康」「安全」などを理念にしがちです。
キリンに限らず、酒造メーカーは法律や税金などの影響を強く受けるだけでなく、
社会的にも飲酒人口減少・市場の縮小などがとりざたされています。
またビールに限らず、飲料市場では「目新しい商品」を出すことは難しく、多くの新商品が発売されては消えていきます。
しかし、そこで守りに行くのではなく「みんなの日常を俺たちが変えるぞ！」という攻めのマインドを打ち出しています。
この理念において主役は商品ではなく、あくまで自分たち、飲み物はみんなの日常を変えるためのツールという位置づけです。
長年ビール市場のシェアにおいてもアサヒビールを追い続けているわけですが、首位奪還の強い決意ではないかと思います。
「グランドキリン」や「世界のKitchenから」などの商品は、「攻めの姿勢」から産まれたヒット商品の例といえます。
短い言葉で多くのイメージを感じさせる、大好きな理念の一つです。
筆者はキリン派なので、そういう意味でもがんばってほしいw
