ECのミカタの経営理念
すべての人に、フェアな情報を、どこよりも多く
EC業界に特化したメディアを展開するECのミカタ。
まだ社員数20名ほどのいわゆるベンチャー企業です。
この規模の企業の理念として、注目すべき点は大きく二つありました。
一つめは「メディア」という立場において「フェアな情報を・・・」というメッセージは企業の姿勢を表す上で非常にクリーンでよいのですが、ECに特化している企業にも関わらず、そこを理念に言葉してのせていない点です。
過去にとりあげたベンチャーの多くは、その理念に自分たちの武器を含んでいました。
ある程度の規模の企業であれば、これはこれで良いのかもしれません。
にも関わらず、ECのミカタは自分たちの領域を敢えて理念から外しています。
二つ目に注目すべきは、この理念が言語されたのが約2年前と割と最近と言うことです。
EC業界のカオスマップをリリースするなど注目度が高まりつつある中で、また採用にも力を入れだしたこの段階で理念にバッファーを持たせている。つまり事業の拡大を確実に視野に入れ始めた時期だったのではないか、という事です。
事実2017年にECのミカタはソイコムを買収し、自社でEC事業を保有するに至りました。
この規模のベンチャー企業で4名、5名と新卒採用できるのは相当な力強いメッセージと将来性、成長のスピード感を社長の小林さんが打ち出せたからではないでしょうか。
※ちなみにこの理念も2018年には新しいものに変わるとの事。しかし大きな変更ではないようです。