三井不動産のGroup Statement/三菱地所のブランド スローガン
都市に豊かさと潤いを
人を、想う力。街を、想う力。
就職活動をしている時に「なんでうちの会社に応募したいと思ったの?」
と、聞かれると回答に困りますよね。
それをさらに同じ業界で「なんでアッチじゃなくてコッチなの?」なんて聞かれた日には答えようもない、なんて方も多いんじゃないでしょうか。
今回は大手不動産の横綱とも言える三井不動産と三菱地所を並べてみました。
どちらも「理念」と打ち出しているわけではありませんが、それらしいものをピックアップ。
筆者が住んでいるエリアの縁もあって、三井不動産の方とお話しする機会は多くあります。街をテーマに事業を行う企業ということもあり、みなさんいい意味で公私混同で街が良くなるためにどうしたらよいかを考え行動しておられる方ばかりです。
ところで、そのライバル的な存在である三菱地所はどうなんだろう?と思い、今回は2つの理念をテーマにしてみました。
どちらの企業もテーマは「街と人」です。
人口減少、経済の縮小が避けて通れず、且つネットの普及や女性活躍を背景にリモートワークも認知度が高まっています。
人口が減少すれば住宅は売れず、
経済が縮小すれば商業施設は儲からず、
リモートワークが広まればオフィスの借りても見つからず・・・という厳しい展望の中でこの両横綱は街に活気を創り出す事に力を入れています。
「豊かさと潤い」といわれれば、三井不動産であれば六本木ミッドタウンや豊洲ららぽーとなどは敷地の中に芝生エリアや、川が流れているスペースなど店舗だけでなく人がゆっくりできるようなスペースを創出していることがわかります。
三菱地所も丸の内のようなエリアであっても、そういったスペースを作り出そうとする意識が随所に見られます。
「人を想う力」という点でも、三菱地所は丸の内全体を使ったイベントを行う事で土日も活気溢れるエリアへと変貌させました。
三井不動産も日本橋において、コレド室町に見られるような大きなプロジェクトで街を大きく変えています。
20年前の丸の内・日本橋では考えられなかった人の流れを創出しています。
言葉に違いはあれど、両社とも「多くの人が集まる魅力ある街を創ろう」という共通の理念が見えます。